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ミュシャ展。

先日、ミュシャ展に行って来たりなんかしたり。
こんばんは。なんか記事内容が微妙に前後しているけど、それはまたそれで。

仙台で開催された、ミュシャ展に行ってきました。
いやぁ……圧巻の一言。
日本では初公開の品々も多々見受けられ、ミュシャという人柄についても知ることができる内容でした。
日本でメジャーなのは、現代画家なんかもよくやる手法の、シンメトリーに広がる毛先などが印象的な、女性の絵などなんでしょうけれど、重厚な宗教画や油絵も手がけているんですよね。むしろ、晩年はそういう絵の方が多いようで。
やはり、近代までの画家というのは神への信仰が大きくかかわっているのかもしれません。
ミュシャの私物や作品に用いたスラヴ民族衣装などの展示もあったのですが、何より驚いたのはフリーメイソンにミュシャがかかわっていたことでしょうか。今までわたしが読んだミュシャ関連の書籍には、一切触れられていなかった事実でした。意外にいるんですね、フリーメイソンの関係者。
生前は絵画のマニュアルなんかも手がけていたようで、デッサンのノウハウや花の描き方などのレイアウトが展示されていました。当時の人間、ある意味羨ましいのかもしれない。近代だとこういう「マニュアル」なんて存在もちらほら見受けられるんでしょうかね。
また、ミュシャの絵が印刷された香水のパッケージやお菓子のパッケージなども展示されており、ぼんやりと「今の萌え絵師たちもこうやって飾られたりするのかなー」と考えたり。現代の萌え文化、なんだかんだ言って結構勢いづいていますし。エヴァンゲリオン辺りなら後世に語られたりしそうで。手塚治虫氏なんかも、没後100年になったら展覧会なんてやるんでしょうか。アニメアートと芸術のボーダレスも時間の問題、という気がしますし、もう境界なんて存在していないのかもしれないし。
会場の物販コーナーも盛り上がっていましたねー。なぜかマダムシンコのミュシャコラボパウンドケーキ、なんてものが数量限定で販売していましたが(展覧会を見終わったころにはもう完売していた)、おいしいんでしょうけど……なぜスイーツなんだろう。
絵画展っていうのに数年ぶりに足を運んだのですが、なかなか楽しめました。
仙台コミケレポはまた後日、ということで。そんなに間をあけずに書けそうです。

そうそう、リンクを2件追加しています。お世話になっている友人さんたちです。よかったら遊びに行ってみてください。

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